時事問題をおろそかにしてはならない

 中学受験というと算数、理科、国語といった主要科目に目が行きがちですが、意外と盲点になりやすいのが社会科の試験で出題される時事問題です。この時事問題についてはそれほど配点が多くないことから、あまり重視されない傾向にありますが、実は受験の成否を分ける重要な分野です。というのも、難関校の受験生であれば主要科目についてはそれなりに高得点を取ることができる場合が多く、最終的に受験者の間で差がつくのは、それ以外の分野の出来次第というケースが起こりやすいためです。そのため、中学受験対策を指導する塾講師をはじめとする教育関係者であれば、時事問題を軽く扱わず、しっかりと生徒に学習させた方が良いでしょう。

 もっとも、時事問題において取り上げられるニュースの内容は時々刻々と変わっていくものだけに、参考書を読んで問題集を解くという通常の受験対策の方法で十分にカバーすることは困難です。そのため、生徒にはなるべく新聞の社会面や政治面、経済面を中心に大きく取り上げられている事項について読むことを奨励すると良いでしょう。分からない単語については辞書で調べるといった習慣をつけさせることで難解な文章を読解することができるようになり、結果的には国語の勉強にもなるはずです。